私は元来、経営と事業は別ものであると思っています。事業経営はバランスがとれていないと必ずや危機に遭遇する。いくら良い業種であっても投資とリターンのバランスが狂ってきたり、いくらマネージメントが上手くても事業内容が時代にそぐわなかったりしたらこれも危機がおとずれると思われます。そこで大切なのは会社が地域社会と共存できる事と、社員が会社の考え方を共有出来るかと言うことが基本だと信じています。我が社ではバランスの良い事業経営をする為に、判断基準を1冊の手帳にまとめて全員が毎日朝礼で1ページずつ唱和し、いつも携帯し、困った時の判断基準にしています。その内容は経営理念・社是・事業領域・営業、環境、安全、品質方針・トダックスフィロソフィーなどが明確に記載されています。我が社では以上のことをベースに@地域環境整備への貢献と快適な生活の提供A同業他社が嫌がる住まいの関連事業B正直な商売をするなどを大きな目的に上げて管工事・リフォーム・不動産事業の3事業を経営の柱にしてがんばつています。その1つである管工事は創業36年間の歴史があり、今在るのも安定基盤として成長し続けてきた管工事業のたまものです。この建設業界は古い体質と経営者自体も新しい事を拒む人が多く感じます。その点異業種から進出した私は変化に対応できる事が安易なので顧客に受け入れられたと思います。この業界同業他社を含めて、まとまった工事は喜んで仕事を請け負うが細かな修繕仕事は余り喜んでは受けない趣向です。私は前職がお菓子屋で1個25円でお菓子を製造して販売するのに苦労をしてましたから1回伺って修理代を2000円以上いただける仕事は有り難い事です。もちろん水やお湯が出ないとか、漏水をしているとか排水が詰まっているとか便所が使えないとかという修繕は一番のライフラインですので、商売になる、なら無いでの判断基準で仕事を請ける断ると言う事ではいけないのです。我が社では、現在も自社施工のお客は無論のこと他社施工の修繕においても「年内無休24時間体制」で修繕仕事を喜んで受け付けています。このなんでもない当たり前の仕事を喜んで行うことが後々裾野が広がり、3本の矢になって成長してきたのが我が社です。不動産の賃貸管理などは細かな修繕仕事が退去時の原状回復につながるのです。またリフォーム工事などは度々修理に言った結果がもうそろそろ新品に取り替えなくては、それならすぐ修理に来てくれて建築工事も出来るトダックスへと指名して頂き、内装工事へそして増築改築に変化して行くのです。最近は新築工事も依頼されることが多くなり建設部門への進出を計画に入れて近い将来住まいのことなら何でも対応出来、困った時にはすぐ行き直せる会社を目指して頑張っています。水道修理、住まいの修繕、建物の管理、この3本の矢が「スマイルパークトダックス」の名称で、管工事、建設工事、賃貸管理の3事業の拡大に大きく貢献できるよう、謙虚がんばつていこうと思います。