掛川の5〜6人の経営者仲間が自分達のマネージメントを自己研鑽できる会が欲しいね、そして悩んでいる経営者や悩みすら沸いてこない経営者がこの地区にいるとしたら、皆で誘い合い学び合いたいね、そんな思いから私達仲間は多くの経営者や後継者の人達に話しかけて30社近い賛同を受けて開催した。会も今年で6年経ち、会員企業85社にまで成りました。業種は農業・工業・商業そしてそのサポート役の行政やサービス業の人達まで入会しています。内容を簡単に説明すると会の基本理念は「豊かな会社を作ろう」「豊かな経営者になろう」「豊かな経営環境をつくろう」、目標と課題は6項目有るわけですがその1つに「政治活動はしない」「ボランテャアはしない」を掲げております。もちろん個人的には自由ですが会としてはやりません。定例会は毎月1回です。定例会では外部講師や会員企業の皆さんに講話をして頂いています。また家族会や海外研修・各企業の見学訪問を年1回行っています。経営者だけではなく広く学びの場をと大学を設置しています。大学は毎月1回一年間8割出席で卒業できます。内容は外部講師によるマネージメントの実践教育です。ほとんどの各企業さんはこの大学が昇格時の条件になっています。詳しい事はホームページを開いていますのでぜひ見てください(www.mrc21.jp/).私事ですが、若い若いと思っていたらもう57歳に成ってしまいました。見よう見真似で、ただ欲と度胸だけで、ある時まで無駄なエネルギーを使って遠回りして会社経営をしてきました。独立した頃にMRCの様な会がこの遠州地区あったら、今頃は県下一番の会社になったと思います。最近の後継者や若い経営者は経営学や自分の会社の技術はしっかり身に着いています。そしてかえるの子はかえるで商売根性や闘争心・熱意などは最たるものです。でも一番大事な「儒教的考え方」はゼロに等しいです。企業経営の決算書にはその項目はありません又無くても結果は出ます。私も会社設立32年経ちました。多くの会社が創業して暫らくすると多くの会社を追い抜き目標まで上り詰めたかなと思われる頃に、何か最近様子がおかしいなと思うと2〜3年すると倒産に追い込まれたり、規模縮小したりしています。儒教の教えに善い行いをしないと短いスパンでは、すぐ結果は出ない場合があるが必ずや長い間には因果がついて回ります。私も度々神様に邪魔されたり罰があたったりして無駄なエネルギーを沢山使ってきました。私の場合は動機が利己心で経営していたので、その様な経験をもとに相談にのってあげていますが、その反対に沢山の成功事例を持った先輩会員が、後継者問題、そしてスピードの速いビジネスモデル変革についていけない会員の皆さんの相談相手となって頑張っています。最近ほとんどの会員会社が立派な成績を出して地域の見本となるような活躍をしています。ぜひこの語録を読んでいただき興味を持った方は私の会社が事務局なので連絡していただき、ゲスト参加をして見てください。「学びは徳なり、学びの量は選択肢が多くなります」会を通じて、刺激しあい、相談しあい企業の目的である決算書を良くし様では有りませんか、そして利益を沢山出して、税金を沢山納め、社員さんに物心両面で幸せにしてあげてください。私達仲間は創業時の思いを継承しながら立派な会社をつくり上げなくてはいけません。そして世間様にも企業の社会的責任を全うする事が私達MRC会員の目的です。これこそ西郷隆盛様の教え「敬天愛人」そして近江商人の教え「三方よし」ではないかと思います。