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戸田語録



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中国に学ぶ:大企業に学ぶ中国の旅

私が会長を務める、MRCと言う異業種交流会は、1年に一回海外研修を行っています。今年で6回目にあたるわけですが、最近2年間は、私達MRCの顧問で元ヤマハ発動機の社長であった長谷川武彦様と、「大企業に学ぶ」をテーマにヤマハ発動機の海外工場及び関連会社の視察を行いました。昨年はベトナムのハノイとホーチミンでした。私のベトナムの印象は、真面目で人当たりが良くて、団結力があり、国民が国を愛してる事を、合う人ごとに感じさせられました。あの大国のアメリカとの戦いで、勝利するのも当然のように思いました。ベトナムのような国が隣国にあり、3時間ぐらいで行けたらと思いました。今年は、私自身10回近く訪れている、中国に行ってきました。上海や北京・南京・大連などの周辺の工場視察や観光、そして経済視察は度々行っているので、十分知り尽くしている訳ですが、今回の重慶・武漢は名前や地形こそ解りますが、初めての事で、何か偏見の目で見ていました。まさかここまで発展しているとは思いませんでした。今回の視察は顧問の長谷川様との同行なので、中国現代ヤマハさんの視察受け入れは今までにない、ビップ待遇でした。会員全員が晩餐会にご招待をいただき、私は人生で初めて通訳付きの、挨拶をさせていただき一生の思い出になりました。中国の感想を率直に書きたい所ですが、誤解をされて採られると行けないので、余り多くは語れませんが、簡単に言うと「したたかな国民」であると思いました。そして海外赴任されている日本人幹部の人のお話の中に、「この国は工場とラインさえあればなんでも作れる」と言われた一言が、すべてを語ることだと思いました。中国共産党の幹部の人を交えて、楽しい晩餐会も終わり、ベトナムとの違いも感じて、良い学びが出来ました。翌日は今回の目的でもある、心の癒しとグループの親睦を深める長江三峡くだりの船旅を行いました。これまた驚きずくめの2泊3日でした。船上ではそれぞれに別れ、経営問答や長谷川顧問と同行されたヤマハ発動機幹部の人達の海外赴任時での苦労話などを聞きながら、会員12名は、自己研鑽をそれぞれがしているようでした。私はもっと若いうちに、この様なチャンスがあればと残念に思いながら、まだ59歳だからと自分に言い聞かせ頑張ろうと思いました。ヤマハの幹部の人の話の中で、印象に残ったお話の中に「船外機を担いで村から村へ、販促活動をした話や、船外機を売るのに魚の採り方から教えて、回った話など、そしてカバンを持っていたら持っている腕から、鉈で切られてカバンを盗られた事など」を聞いて、大企業は我々中小企業よりも、もっと大苦労を重ねてグローバルな大企業になって行くのだと思いました。きっとヤマハ発動機だけではなく、すべての成功なさっている大企業は、同じ細石からの始まりと感じました。「小成功に酔いしれている、私をはじめ、中小経営者や後継者には、反省させられる一幕でありました。」また船外から長江三峡の景色を見れば、自然界の作った景観は、私達が写真集なので見た、すばらしさとはかけ離れた光景でした。そしてこの景観を壊してまでも三峡ダムを作る中国の考え方、そして国づくりには、考えさせられました。そして三峡ダムプロジェクトの話を聞いて見ると、この国の国力を感じさせられました。1例を挙げると重慶から三峡ダムまでの600キロの距離間で水位が約120m上がるのです。ダムの為に水没する13市と、そこに住む120万人の人達が120m以上の高さの、山肌に移転を1993年以降からはじめて14年、現在ほとんどが移転が終わっていた事です。その移転住居などは20階から30階ぐらいの建築物で農家などの人が暮しているようでした。そしてその町並みが長江三峡の川べりに立ち並んでいました。この光景を見ながら、移転交渉や街づくりを計画実行した中国共産党に感動しました。日本人よ、「気のゆるみ」は、ご法度だよと感じた旅でした。

平成19年4月21日
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