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戸田語録



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新しい年を迎えて:正月ハワイで、今年を思う

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。昨年は、戸田語録の掲載を、適当に時間を見つけて書き込んでいましたが、今年は最低毎月2回を目安に、掲載する事を年の始めに決めました。また大変失礼ですが読んで頂いている皆さんへ、ご意見などが有りましたら是非メールをください。私は、今ハワイのホノルルでパソコンを開き、今年初めての戸田語録を書いています。正月にハワイにいるなんて、なんと贅沢だとお思いでしょうが、私達夫婦が一年の中で一番贅沢で、尚且つ1年のストレスを解消できる場所がこのハワイです。確かに贅沢な事ですが、旅行会社申し込んだ時には、すでに遅くキャンセル待ちの状態でした。昨年の景気は、大手企業は良かったものの中小企業は、一部の企業を除いては余りよくはなかったかと思いましたが。中部国際空港セントレアに着き、飛行機に搭乗すると28歳から38歳ぐらいまでの子供ずれの家族が多く、2歳から5歳ぐらいの幼児があちらこちらに座席を一人1席を使い、兄弟揃って座っている光景を見ると、ビックリしました。またワイキキ通りを散策してみると若いカップルや四、五人の家族ずれが多く、世の中そんなものかと他人事のように思いつつ、同居している娘夫婦と孫二人を留守番させて来たことが気になりました。またブランドの店に、入店すると、家族ずれで、来ている中の20歳そこそこの娘さんが20万円以上もするバックを一度に4種類もおばあちゃんにねだっている光景を見たり、若夫婦が平気でブランドの紙袋を三袋もかかえている姿を見ると、何か言葉に表せない異様な気持ちになりました。私達は結局バックを手に触るでもなく、街角でもらった割引券を片手に安い焼肉屋2時間待ちで入り、思い切って27ドルのセツトメニューを頼みビールで乾杯しました。酒も進み自分達が思いきってバックを買えないだらしのなさと、私達以外に多くの日本人が、ハワイをはじめ海外旅行で贅沢をしている世の中に、何か考えさせられました。私達はこうして目的もなく、毎日ホテルで寝たい時に寝て、起きたい時に起きて、お酒も飲みたい時に飲んで、本も読みたい時に夜中でも目を覚まし読み、これがハワイの滞在パターンです。友人はそれなら別にお金を使い時間を掛けて飛行機に乗って、時差ぼけになっていく必要ないではと言いますが、私とっては必要がない事が必要なのです。こんな旅行があと何年続けられるかとか思うと、実に奥の深い問題や回答が返ってきます。現在1月3日朝3時25分です。窓の外を見れば、雨がばらつき外のネオンが涙ぐんでいます。静かな部屋にテレビから、英語で聞こえるニュースを小耳に聞きながら、セントレアの免税店で購入した麦焼酎を水割りで飲み、語録を書いています。たぶん今日は語録を書き終わると晩まで寝ているでしょう。また私は例年1年の始めに昨年を振り返って、政治経済の環境予測をして、その年の1年の経営計画を決めるようにしています。昨年の反省を一言で言うなら、世界の政治経済がグローバル時代からフラット化する、スタートラインに入った年だと思います。フラット化すれば役割分担の社会から完全な適材適所時代に入り、物の消費する場所と労働力の流動化です。すなわちお金が何処に動き、何処で回収しょうとするかではないかと思います。多くの人がそれぞれ大きく2極化されていきます。いやもっと厳しく予測すると、今まで、運よくとか度胸だけで生きてきた人達やたまたま役割分担社会での、環境でいい思いをしてきた国やその民族、それぞれの立場で、すべてが大きな遠心分離機で振るい落とされる年だと思います。まさに乱気流の年といえるでしょう。私は過去を振り返るとこの様な年こそ、血が騒ぎ自らを追い込み頑張ってきました。なにか私や会社にとって、大転機の年に成りそうな気がします。いや成る様にするのです。今年私は年男であり還暦を迎えるのです。この機会にもう一度原点に返り、心を高め会社経営に頑張る事が私の使命ではないかと思います。今年の目標は、社長年頭の挨拶文としてホームページに書き込みました。ぜひお読みください。また最近特に気になる事は、テレビをつければ、日本の大事な舵取りをする立場の政治家や行政マンの不祥事、また企業ぐるみの偽造や家族内の殺人や暴力事件、挙げれば限がなく、その事すら世間様は、あまり気にならなくなってしまった気がします。マスコミも視聴率の関係で悪い所ばかり流し、評論ばかりしています。その評論も勿論大事な事ですがもう一方では、一生懸命、世のため人のため、自分の身や財産を費やして、目立たない所で頑張っている人達も多くいます。折角のその善行を財界や政界の人達が、お国を挙げて協力してあげたら、もっとこの国は良い方向に変わって行くと思います。是非マスコミを始め、皆さんも現在のお立場で残された人生、頑張ってもらいたいと思います。その様なことを思う度に、思い出される詩が、唐王朝の功臣で魏徴(ぎちょう)の述懐に
「人生意気に感ず」
〇豈(あ)に艱険(かんけん)を憚(はばか)らざらんや
深く国士の恩を懐(おも)う
※ 苦難を恐れぬわけではない。しかし、国士として処遇してくれた
天子の恩が、私の心に深く刻まれている
「相手の心意気に応えようと自分のすべてをなげうつこと」
〇人生 意気に感ず 功名 誰か復(ま)た論ぜん
※ 人として生まれたからには、意気にこそ感じるもの。
我が身の功績や名誉など論ずるに足らぬ
「損得勘定を度外視して、今のお立場で、誰かの為に身も心も捧げてしまう人」
 以上の考え方で企業経営をしているか反省する(世の中が必要とされてるか)
今の世の中にも意気のよい人が大勢居る訳ですが、ある程度の立場になると不思議と人が変わったように、現体制側に相乗りして意味のわからない事を言い出したりして、私達を裏切っていく人達が多いのです。この様な状態を改善するには、歴史を振り返ればお解かりのように、君主(政治)を変えなくてはいけないと思います。それには国政選挙で一度政権を変えるのが一番です。どこかでスイッチを切り替えなくては、私たちを含め、これからこの世に生まれてくる後輩達のためにも、今がチャンスではないでしょうか、ほんの少しの行動です。勿論リスクは多く有りますが、江戸幕府から明治政府に変わった様に、今の仕組みを変えなければ新しい日本に生まれ変わる事はでいまいと思います。一度壊す事が必要だと思います。その適任者は、自らの運命を賭けて頑張っている平成の坂本竜馬、壊し屋の民主党党首小沢代表に一度だけ託してみるのも良いのかと思う今日この頃です。今年は必ず真面目に戸田語録を「ピリリと辛く」書いていきますので一年よろしくお願いします。
2008年1月吉日

平成20年1月7日
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