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戸田語録



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混迷時代こそ哲学が必要:将来の目的より目先の権利を求めて?

最近世の中、政治、経済をはじめ、すべてがおかしくなっているように感じます。テレビのスイッチを入れれば、小澤・海老蔵・アラ管・公務員の不惨事が毎日、朝から夜まで報道されています。莫大の経費を使い、繰り返し、繰り返し報道されているが、報道する大義は視聴率アップなのか、世のため人の為の必要なのか私には解りません。私が解るのは他にも流さなければいけない報道があるではないかと思います。その様な中、中小企業の経営は悪化するばかりで止ろうとしません。それこそ早い段階で斬新な政策を出して頂くような番組制作して、政府に提案して頂きたいと思います。我が社も失業率の高いこの時期に、優秀な社員を確保するには絶好のチャンスと思い、社員募集をしたところ多数の応募者がありました。面接で得る情報は他社の企業経営の現状や方針が解り良い学びにもなります。本人の学歴や家柄は別に何ともないが働き方や考え方が我が社の風土とだいぶ違いその上待遇はしっかり求めてきます。又縁あって採用して会社に慣れるまで、前職で付いた働き癖はすぐ変わらず慣れるまでにお互いに苦労します。企業は利益を出さなければ会社が継続できませんそして社員を路頭に迷わせてしまいます。昔は義務を果たして権利を求めるのが日本人の人柄でしたが、戦後高度成長期を迎えるとともに物は作っては売り、売れては作り、お金を稼げた時期が長かったので、戦前の苦労も報徳精神も忘れて景気に酔いしれて何かを忘れてきたのだと思います。私達は今回の長引く不況をチャンス思い、働き方や生き方を見直さなければいけないと強く感じます。そして家庭も学校も職場も、生涯学習の見直しする良い機会ではないかと思います。まだまだ時代は混迷し、閉塞的社会が続くと思いますが、閉塞的な社会になった反省と学びをやがて来る素晴らしい次世代の為に心を高めていく事が今求められていると感じました。

平成22年12月25日
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