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戸田語録



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自分を知る事:時流に乗って成功して、時流に乗って失敗する

若い頃は形振り構わずまっしぐらに仕事をしたものです。最近何かにつけて、昔を振り返る時が多くなってきました。あの時よく潰れなかったとか、金融機関も融資をよくしてくれたな、社員も良く今までついてきてくれた者だと思います。若かったのか、時流にのっていたのか、思い出すと身震いして来ます。回りの人たちの御蔭だと感謝しています。最近は計画を立てるときも慎重になり、成功イメージがしっかり浮かばないと行動に移せなくなりました。これも年をとったからかなと思います。子供の頃喧嘩するなら、負ける喧嘩をするなと親によく言われたものです。親は弱いものいじめはするな、喧嘩するなら強いやつとしろ、親の言う事を聞いて強いのと遣るといつまでたっても勝てません。だんだん喧嘩をするのが怖くなり、遣らなくなりました。中学を卒業して商売をするようになり、少しづつ会社も伸びてきて、毎年恒例の経営計画書をつくるようになり、自社の経営分析を必ずします。その基本は自社の強みと弱みの分析です。その数値を基に計画を立てます。他には売上高であったり、利益であったり、技術力やコストなど能力的なところで戦術戦略を行います。綿密な計画を出す為には、いろんな戦略戦術の本を読んだり、講演を聴にいったりします。戦略家の講師は「勝つには自分より弱いやつとやれ」とランチェスターの戦略と言う本を題材に教えてくれます。その一説に「弱いいじめの法則」と言う戦略があります。子供の頃から親にいつも弱い者いじめはいけないと教えられて育った私には、どうも気が引けて、独立して暫らくの間は、強いやつと戦っては負けてきました。子供の喧嘩なら「負けるが価値」で相手に喜ばれますが、会社を経営している今の立場だとそうはいきません。今振り返ると負けた回数はかなり多かったです。原因も欲と損得だけで商売をしているから負けるのは当たり前です。倫理観など知らないし、知る必要もなかったと思います。お客様や同業者、そして社員までに多くの人に迷惑をかけたと思います。営業に行って見積もりを提出して受注をする時も、必ず同業他者がいるわけです。また社員募集しても経験者は同業者から、になってしまいます。同業者からは採用しませんでした。新卒か異業種からの転職組みでした。一人前に成るまでは大変でした。管工事は古い体質の公共工事を、少し手掛けているので大変です。最近仕事の発注量が少なくなり、一部の会社の不謹慎な行動で、建設業界の信用はがた落ちです。我が社は早くから建設業界がこの様な環境になる事を予測して、手を打っていましたので、幸いです。我が社も創業40年間経ちました。その道のりは山あり谷ありでした。それこそ人・物・金のすべてで多くの経験をしました。いつも失敗の連続でした。その度に自己研鑽をして、又挑戦をして、その繰り返しの失敗経験が血肉化し、経営の原点になったと思います。その時々できずいた事は「自分を知る」と言う事です。儒教の言葉では(足るを知る)といい、二宮尊徳は(分度)、仏教では(知足)と言うそうです。これがなかなか奥が深く、私には一生かかっても身にならないと思うが、大好きな言葉です。正眼寺専門道場師家山川宗玄師は、「自分で自分に厳しくする事です。元々自分は大したものではないと思って努力したのでは、それだけで終わってしまう。自分は真に仏の素質を持っている、仏とまったく違わないのだと深いところで自覚した上で、法を求めていかなければいけない」と先生は説いています。少しばかりの学びの中できずいた事を、自分の心の置く深くまで血肉化するのは、凡人の私には到底無理な事だが、私の生い立ちの中で得た経験を、少しでも若い経営者が転ばぬ前に伝えてあげと思い、異業種交流や講演活動を通して、伝達しています。「徳は事業の基なり」を胸に

平成18年9月22日
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