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戸田語録



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経営者としての幅(器):自己選択による損得で人間力(工夫)は身に付かない

最近の若手経営者や後継者と、私の若い頃の経営者との違いは、今時の経営者は経営に対して真面目で勉強を沢山していると言う事です。そして「無駄な事」はしないと言う事です。根っからの真面目人間だと言う事です。戦前戦後の経営者の人達は親や先輩の背中を見て、人生の生き方や考え方、仕事に対する取り組みを学んで来たが、最近の経営者の人達はグローバル化した情報社会の中で効率よく、経営学や生き方を学んでいるので無駄な事はしません。その割には会社の決算書や社員教育など、経営のバランスの取れていない会社が多いようです。学歴、学識やのれんだけでは、経営者としての器は養えないものです。経営者の器とは、イコール人間の幅と思います。私流に解説すると、幅とは常識の部分で、幅を越すことを非常識と言います。非常識の事をする事を、無駄な事をすると言います。無駄な事が「アソビ」の部分です。それが上手くいって結果が出ると、成長した事になり、世間的にも常識に成るのです。一度は計算をしないで、素直に無駄な事をして見る事が大事です。車の部品に例えるとハンドルのアソビです。何の障害もない綺麗に整えられたコースを、最高の技術とスピードで競うF1車のハンドルには、アソビがないそうです。山あり谷ありのロードを走る市販車のハンドルにはアソビ(無駄)が有ります。私達中小企業の経営者は、ハンドルにアソビのある、車(会社)を運転して行かなくてはいけません。それには自分自身がアゾビの経験をしなくてはいけないと思います。私は学歴も学識も家柄もないただ金持ちになりたいだけで独立して、創業40年経ちました。最初の頃は非常識の塊で無駄なエネルギーを沢山使い、損得もかえりみず最終ゴールだけを目指して頑張ってきました。振り返って見ると、「効率」は即経営に生かされるが、「無駄な事」は10年20年先に必ず経験として生きてくる。ほんの少しですが事例として無駄な経験をお話させていただきます。一番大事な1つは毎日の仕事は我武者羅にやる事。そして人から見ると「異色な経営者(非常識)」と時間の許す限り、どんな事でもどんな所にもかばん持ちのように付いて行く事です。貧困な家庭に育ち中学しか出ていない私は、花札遊びは出来てもマージャンは、知りませんでした。マージャン好きの社長に誘われて、ルール解らずに大きなレートで仲間に入れられ、沢山の月謝を納めました。その甲斐あって、早くルールを覚えて、マージャン好きのお客様の接待に役立ちました。ゴルフや賭け事(オートレース・競艇)も奥深く、体得しました。その様なわけで「飲む・打つ」の、「打つ」のほとんどを若いうちに経験をしました。「飲む」事も焼き鳥やに始まり、浜松千歳・静岡呉服町・東京銀座の高級クラブまでしっかりと体得しました。どんな遊びでも自分より成功者で、その道のプロ級と同行していく事です。そして支払いは、出来るだけ自分でご馳走させてあげることです。なぜならば、自分が相手の分まで無駄に払うかと言うと、完全に身になったら、次回のボケ社長の誘いを断りやすいからです。身に付けるまでは月謝を払い、卒業をしたら、この次いく時は、仕事や人生の足しになる時です。勉強会や研修会講演会も同じ様に無駄と思われる内容でも時間があれば、お金に糸目を付けずにいく事です。船井総研や日経ベンチャーの研修会などは全国回りしました。また盛和塾の塾長例会は、塾が開設された頃は毎月1回以上は、各地区で定例会がおこなわれ、国内は沖縄から北海道まで、海外はブラジルやアメリカ等まで2年間1回も休まず追っかけをしました。今考えると恐ろしいほど暇さえをして、お金も使いました。でも何ひとつ経験したことで、今となっては無駄はありません。長い人生いろんな壁にぶつかります。その時の選択肢は「無駄な学びの量」です。

平成19年2月7日
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